パンチの独り言

(2022年11月14日〜11月20日)
(騒動大過、無駄な検査、掛け違い、自己防衛、当て外れ、調べる事、情報の真偽)



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11月20日(日)−情報の真偽

 一週間書いてきて、前回との違いは、最後の二日間だろうか。締めは、情報収集に関する話、としよう。世間では、情報弱者の問題が、盛んに取り上げられるが、それとは別の問題だ。報道が、信頼を失い、公的機関も、専門家も、当てにならず、大衆は、情報を追い求めてきた。
 囀りをはじめ、SNSの多くは、重要な情報を、与えている。と信じる人も多いが、その実、公式の煽りとは違う、別の嘘や謀が、殆どだろう。一方で、真面目な科学者は、多くの過ちを指摘し、啓蒙活動に精を出す。読んだ本で、取り上げたものは、全体の流れとは、異なっていたが、自薦他薦を問わず、SNSで話題となったものには、殆ど目を通していない。真剣に、経緯を辿る形で、既に4冊出版されたものに、食指は動かぬが、一流の免疫学者を自認する人物が、著したものは、物議を醸している。半世紀以上、科学啓蒙に、一役買ってきたシリーズを、最初に上梓したが、その後、次々と、新書を出版した。世論が、混乱する中、少しでも、正しい情報を、との思いは、別の形に現れ、騒動の原因を作った。研究論文を根拠に、確かな情報を、という考えは、一見正しいものだが、実は、科学研究の営みは、多くの間違いを重ねた上で、行われることに、本人は気付かず、一部の専門家から、総攻撃を食らっている。以前、取り上げたように、この人物の言動は、正義を貫こうとする、当初の思惑からずれて、権威を振り翳した、暴言と見えなくもない。昔なら、井戸端での噂話で、終わっていたものが、手にした端末から、全世界に発信され、情報に飢える人々の、心を揺さぶっている。それらを、誤りと決め付け、正義感から、正そうとする気持ちも、分からなくないが、その手法は、過剰攻撃でしかなく、品格を欠いたものだ。特に、2冊目以降は、耳目を集める新書であり、以前も、通俗科学啓蒙書と、厳しく批判されたものと、同類である。科学の営みから、外れた行為は、害悪にも等しいのでは。

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11月19日(土)−調べる事

 今回の騒動は、庶民には、どう映っているのか。街頭で、話を聞いても、種々雑多で、これといった結論には、到達できないように見える。一方、本来なら、信頼が置ける筈の、新聞や電波に乗る、報道に関しても、ただ闇雲に、騒ぎを続けるだけで、役に立ちそうに無い。
 何故、こんな事態に、陥ってしまったのか。端緒は、世界機関が取った、感染症対策という、戦略にあった。どの病気に対しても、先ずは、甚大な被害を想定し、それを、更に膨らませた上で、世界に発信する。最悪の事態を、想定するのは、当然のことと思えるが、実際には、その算出術に、重大な瑕疵を抱えている。元々、社会における、感染症対策では、疫学や公衆衛生学に基づく、大規模な調査が、基本となる。だが、多くの場合、感染、伝播、発症、重症化等々、殆ど全ての要素で、十分な調査が行えず、小規模なものからの、推測に過ぎない。結果として、推定値は、かなりの幅の誤差を含み、まるで、賭け事の予想の如く、外れることとなる。確率で、物事を言うには、常に、この危険性を孕むが、当事者らは、警告を最優先とし、外しても、意に介さない。だが、今回の騒動のように、大規模で、長期間に渡ると、そんな暴挙を、見過ごす訳には行かない。だからこそ、大規模な調査を行い、その結果から、何かしらの対応策が、講じられると、期待するのが当然だ。だが、現実は、何の音沙汰も無く、ただ騒ぎを続ける、暴徒の如き、行状が続く。感染経路、防止策、病原体変異、治療法、ワクチン効果、副反応、後遺症等々、調べることは、数多ある。だが、どれとして、実態解明がなされず、ただ、恐怖の種が、撒かれるばかり。こんな状況に、庶民が、安閑として居られる筈が無い。愚策ばかり講じる、政府も、世界機関も、騒動の片棒しか担がない、報道機関も、何れも、信頼に値しない。だが、真の元凶は、調査を怠る人々ではないか。それとも、能無しばかりなのか。

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11月18日(金)−当て外れ

 当初の数値の低さは、この国の人々の、健康意識の表れ、とも言われた。検査の徹底を、外圧として感じつつ、だが、実態は、遥かに良好に見えた。それから、2年を経過し、先頭に躍り出た、と言われては、過去の栄光は、何処へとなる。何が、この変化を招いたのか。
 個々の取り組みには、大きな変化は無い。相変わらず、口を覆い、消毒を励行する。では、何が変わったのか。一部の人々は、ワクチン接種を、元凶と訴える。当初から、製薬会社の奇妙な発表に、煙に巻かれた気分が、広がったが、政府は、制圧の為と称して、全国民に、無料接種を呼び掛けた。企業の主張は、期待された、感染防止ではなく、発症と重症化の抑制、とあったが、専門家と要人は、周囲の為と称して、誘い文句を並べた。予想通り、陽性者数は、一向に減らず、その理由として、変異を挙げたが、元々、その効果は保証されていない。更に、状況を悪化させたのは、死者数が、増え続けたことで、謳い文句も、ここに来て、空手形となった。これら全てが、実は、当初から、十分に予想されたことで、これらの騒動が、総じて、医学、医薬、果ては科学そのものへの、不信を強めた。今振り返っても、様々な疑問が浮かぶ。ワクチンの解説は、監督官庁のものは、国民の安心感を買う為だけで、詐欺紛いとさえ、思える。より詳しくは、出版された科学記事を、参考にするしかなく、一方で、当初の状況は、外国機関の一部にしか、残っていない(詳細)。そこでは、確かに、陽性を示した上で、症状の少なくとも一つを、示したか否かを、判定基準としていた。ワクチン開発では、同類の病原体による、SARSもMERSも、出来ておらず、今回も、不可能と思われたが、従来のタンパク質ではなく、mRNAを、薬剤配達の絡繰で、包み込んだものが、有効とされたのだ。だが、これらが、想定外にも、到達したことが、副作用を招いたとも言われ、今の混乱を、更に加速した訳だ。どうなることか。

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11月17日(木)−自己防衛

 下々の者にとり、お上の沙汰を、守ったとしても、埒が明かないとなれば、自分で何とかする、しかない。だから、情報を、せっせと集め、それを参考に、とばかりに、テレビや新聞だけでなく、手にした端末から、映し出される情報に、目を通そうと、躍起になる。
 その結果、何が起きたのか。マスゴミは、単に扇動を繰り返し、恐怖を撒き散らすだけで、役に立たない、と断じる一方、端末からの情報は、玉石混淆だが、自分にも理解でき、何処か、寄り添うようだ、と感じることで、その後は、専ら、そちらを参考に、となった人が居る。その判断は、人それぞれで、それで良し、となれば、後はご自由に、だろう。だが、それが、偽情報か否かは、常に、気を配らねばならぬ、というのが、独り言の主張だ。感染騒動でも、当初から、不可解な情報が、お上と専門家から、出されていた。陽性者の炙り出しと、感染経路の解明、という目的が掲げられ、盛んに、調査と解析が、行われたと言うが、その実、何の確証も得られず、闇の中のままだ。その中で、マスクと手洗いが、主要な防止策として、推奨されてきた。だが、当初から、催場や電車内で、全員が感染しないことへの、意味不明の説明が、繰り返されるだけで、信用失墜となった。流行性感冒でも、手洗い励行が、主要因となったのは、接触感染防止の為だが、今回、この神話は、崩れ去った。一方で、マスクに関しては、独り言でも触れたが、完全防止には、及ばぬことは明らかで、確かに、盲信するのは、避けるべきだが、反面、一部の論者が、盛んにする、無駄の一言で、片付ける問題でも無い。効果が薄くとも、何かの違いは、確かにあるのだ。医療関係者が、完全防護を、求められるのとは、大衆が、違った要求を抱くのも、当然のことだ。結果として、必要を感じる人間は、着用すれば良く、不要と思えば、外せばいい。更に、不快なら、どうぞご自由に、となるのが当然だ。自分の身は自分で、だ。

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11月16日(水)−掛け違い

 検査陽性が、世界中を、混乱の渦に、巻き込んだのは、確かなことだが、一方で、世界機関が、繰り返し強調した、死の病との解釈は、どうなのか。現在進行形でもあり、何の総括も、何処からも、出ていないが、こちらの見方と解釈を、示してみようと思う。
 当初、飛び火した地域で、最も深刻な被害が、報告された国では、陽性者の14.5%が、死亡した。それから、2年半程経過した、その国の現在の死者数は、18万人弱で、当時の3万人余りから、5倍強となっている。当時は、この数値から、死の病と恐れられたが、その後、各国の協力や努力で、治療方針が決められ、重症と目される患者でも、通常の肺炎治療と同様に、処置することで、死亡率は大きく低下している。その数値からは、死の病との札は、外されたと言える。一方で、当時、話題となった、サイトカインストームと呼ばれる現象は、死亡要因とされたが、遺伝形質との関連から、人種などの違いが、あるものとされた。もし事実なら、病原体の毒性が、低下するのは、宿主の特性の違い、と見ることもできる。が、調査の進展は無く、不明なままだ。死の病を、誤報と見るのは、この国の状況から、確実と思えた。以前の独り言で、何度も書いたが、その一つで紹介したように、全国の死者のうち、毎年13万人以上が、肺炎を死因とする。現時点での死者数が、彼の国と同様に、発表されており、2年半程で、5万人弱なのは、この感染症の死亡率が、然程でないことを、表している。依然として、当初からと、似たような対策や措置が、取られ続けており、この国での事情は、感染症分類の過ちを、正さぬままに、暴走しているから、という点が、最も大きいと思う。予想屋の、膨大な死者予測は、馬鹿げたものでしかなく、世界機関の見立ても、大外れを、続けている。上に立つ人々が、この為体では、下々の者が、それぞれに、生き延びるしかないのは、当然のことだ。

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11月15日(火)−無駄な検査

 今回の新たな感染症に関しては、発生当初から、厳戒態勢が敷かれ、発生国と名指しされた国は、完全な終息を目指し、今も努力を続けている、と伝えられる。その中で、重要な指標となったのは、検査陽性者数だった。学会では、この指標こそが、鍵となるとしていたのだ。
 そこで、発生地域では、連日のように、検査が実施され、陽性者を隔離する措置が、実施された。だが、本来、感染症の問題は、感染爆発だけでなく、感染者の治療こそ、重要と言われてきた。その点で、症状の軽重だけでなく、有無自体をも、判断材料とすべき体制は、かなり複雑な手順を、必要としたのではないか。この点で、感染が、発生国から遥か彼方の国々に、広がった際に、過剰な数の犠牲者を、出したとの指摘もある。その後も、長い期間、同様の措置が、各国で実施され、対応が不可欠とされた。しかし、免疫獲得という、予防措置が講じられ、死者数が減り始めると、どの国も、検査主体の体制を、解いていったようだ。ただ、件の発生国は、ゼロを目指す政策を、維持し続けており、変更が、噂されるものの、依然として、全員検査を強制し、それに伴う、一時隔離も徹底し、各地で、混乱を生じている、と伝えられる。何れにしても、検査陽性者数の、調査自体の意義が、弱まったからか、集計結果の報告を、辞めた組織もある。独り言でも、その点に触れたが、今、見に行ってみると、あるブラウザでは、表示されなかったが、別のものでは、表示されていた。対応範囲が、変化したからだろうが、検査方式が、おそらく、多くの国々で、変更されたにも関わらず、依然として、集計が行われている。一方で、この数値が、持つ意味に関しては、触れられることなく、継続することに、何の意味があるのか、不思議でしかない。検査を含む、製薬業界との連携が、背景にあるのかもしれないが、それにしても、隔離にも、治療にも、役に立たぬものを、何の為にか。

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11月14日(月)−騒動大過

 一年半程前に、一週間かけて、感染症騒動に関する、過ちの数々を、指摘していった。その意図は、政治主導で行われる、対策の多くが、的外れでしかなく、関わる専門家達も、世界機関を頂点として、愚の骨頂を、繰り返すのみであり、多くの人々に、その実態を、届けたかったのだ。
 書き終えてから、やはり、多くの人に届ける必要を、強く感じたので、囀りにも、抜粋を転記した。あの仕組みでは、「固定されたツイート」として、個人の囀りの先頭に、最重要の発言を、常に置くことができ、これまでの一年半程で、900余りの接続が、あったことが分かる。大した数字でもなく、「いいね」が、一つも無いことから、誰からも、同意を得られず、残念だが、今のこの仕組みの環境では、致し方ないものと思う。では、その後、何か、好転したのだろうか。はっきり言えば、根本的には、何も変わらず、馬鹿げた騒動は、まだ、続いている。当初の騒ぎから、死への恐怖が、過剰に強調され、世界中が、混乱の渦に、巻き込まれたが、実態は、予想には、遠く及ばず、情けない程の、数字しか残っていない。更に、犠牲者の数も、ある程度の収まると、大衆は、興味を失い、収束に向かいつつある。にも拘らず、世界機関も、各国政府や専門家達も、何の総括も無く、当然、反省などある筈も無く、あろうことか、同じ調子で、警告を発し続け、無駄な努力を、大衆に強いている。とは言え、既に、喉元は過ぎ、飲み込んだものの、味を思い出すことさえ、叶わぬ状況では、道化師の踊りと、然程変わらぬ状況に、落ち着き始めたようだ。一方で、社会媒体では、多くの人々が、批判的な言説を、ばら撒き始め、権力批判を、強めている。理由の一つは、電波や紙面で、批判するのが常だった、マスコミと呼ばれる、報道関係者が、一様に、恐怖煽動に、加担した為だろう。今、論陣を張る人々も、別の過ちを、重ねており、混乱は高まり続けている。今週、様々な過ちを、指摘しようと思う。

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